3Dプリンター活用展で頂いたご質問

6/3(金),6/4(土)に秋葉原のDMM.make AKIBAで開催された3Dプリンター活用展、ご来場ありがとうございました。会場では活発な議論が出来、久々のオフラインでのイベントということも相まって楽しい時間になりました。

展示の様子

いくつか共通のご質問を頂きましたので、本記事に回答をまとめておきます。ご参考にして頂けると幸いです。

使用ソフト

Fusion360

Blender

3D Builder

GrabCAD Print

3D出力品の設計には上の4つのソフトを使っています。基本的な設計は全てFusion360を使い、フルカラープラスチック用の色設定やマルチマテリアル用の材料設定に他のソフトを使っています。

設計の進め方

設計の進め方は以下の通りです。

  1. 作りたいものを発見
  2. 資料収集
  3. 紙に描く (3面図など)
  4. 製作(出力)可否の判定
  5. 素材の検討
  6. Fusion360で設計
  7. 3Dデータに色や素材の設定 (無い場合も有)
  8. 試作
  9. 設計修正
  10. 量産品出力
  11. 微修正
  12. 量産

※1~12の中には試作と修正のように何度も繰り返す部分もあります。

重視しているのは3で、対象の形状を把握する部分に大きな時間を割いています。

造型データの出力時の配置 / ランナーの設定

出力したいデータ毎のX,Y,Z各寸法を確認し、X,Y,Z各方向の大きさが揃うように配置をしています。

ランナーはアクリルの場合0.8mmの円柱で各パーツを接続しています(かつては0.5mmでしたが現在は最小が0.8mm推奨のため合わせています)。

造型方向の選定

図のように同一データの中で向きに差をつけて試作し、出来る限りどの出力方向でも問題ないように設計修正を重ねています。

フルカラー3Dデータの作り方

Fusion360で設計した3DモデルをOBJか3mfでエクスポートし、Blenderまたは3D Buliderで色の設定を行って製作しています。ただし最近ではFusion360内で色を付けた場合でも3mfでエクスポートすると別のソフトを介さずにフルカラーの3Dデータを製作することができるようになっています。

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