3Dモデルを生成する方法の一つに大量の画像から生成するフォトグラメトリという手法があります。今回はフォトグラメトリのできるmac用のアプリ「PhotoCatch」を使って3Dモデルを生成してみます。
今回はららぽーと福岡にある1/1 RX93ff νガンダムを題材にします。
LiDARでは届かない巨大なものなのでフォトグラメトリではどうかを試すには面白い題材と思います。
PhotoCatchを立ち上げると上の画面になります。
PhotoCatchでは画像と動画どちらからでもフォトグラメトリができます。
今回は画像を使用しますのでPhotosをクリックして画像が入っているフォルダを選択します。
ちなみに使用した画像は約700枚です。
(動画の場合は動画ファイルを選んで分割数を指定します。)
フォルダを選択するとこのような画面になります。
Model QualityはMediumを選択してCreate Modelをクリックするとフォトグラメトリによる3Dモデル生成が始まります。(Highにすると約2倍の時間がかかりました。)
生成が完了した画面です。生成には1時間42分48秒かかりました。
生成された3Dモデルは上の通りです。(クリック&ドラッグで回転拡大ができます。)
どうしても下から撮った写真ばかりになるため顔の周りは表現できていませんが
腕の形状などLiDARでは届かないような箇所もある程度形状が取れています。
腰の高さ(約15m)くらいまでが再現可能な範囲でiPhoneのLiDARの5mよりは広い範囲の3Dスキャンが可能です。
精度は模型としては現時点で実用的なレベルではありませんが今後の発展が楽しみな技術です。
書き出しはusdzとobj形式が可能でBlenderなどその他の3Dソフトで閲覧する事も可能です。